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PERSON

御用聞き営業から、
ソリューション営業へ。

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宝利 潤

産業資材営業部

経済学部出身。大学で学んだ経営・マーケティングの知識を活かせる仕事に就きたいと企業選びをスタート。市役所に勤める父親から「地元に優良企業があるよ」と助言を受け、福助工業に興味を持つ。説明会や面接を通して、人の魅力、営業という仕事に魅力に惹かれていき、入社を決意。入社2ヶ月後には静岡営業所に配属され、以降産業資材分野での営業で活躍中。

作り手の想いは、1円にも満たない細部に宿る。

22年間四国以外で暮らしたことの無かった僕が、静岡に配属されたんですから、はじめは不安もありました。しかし、当時の市場といえば外国人観光客の“爆買い”を受け、空前の特需状態。品切れにはさせまいと、各方面から大量の発注があり、営業の人数が足りていない状況でした。その結果、入社2ヶ月の新人が先輩の補助に奔走する日々。右も左も分からず付いていくのが精一杯でした。3年目になると、トイレットペーパーや紙おむつなど衛生材料を取り扱う大手メーカーさんを任されるようになりました。担当になって間も無く、仕事にも慣れてきた時期に、僕は大きなミスをおかしてしまいました。受注書に記入する袋のサイズを間違って書いてしまったんです。もちろん全てつくり直し。損害額はとても言えません。お客さんはもちろん、工場のメンバーにも多大な迷惑をかけてしまいました。僕たちが扱う袋は、物によっては1枚1円にも満たない、単価の小さなものです。けれど、それは工場の方々が心を込めて一からものづくりした成果物。そして、それが何百枚、何千枚、何万枚となって世の中に出ていく。だからこそ、細かいところにもリスペクトを持って仕事する。“製造会社の営業”として最も大切な教訓を得られたと、今ではこの失敗を前向きに捉えています。

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営業は“包むの在り方”を
模索するリーダー。

いま、袋を取り巻く環境は大きく変わってきています。海外を中心に、脱プラスチックの取り組みや、過剰包装の削減など。グローバル企業を顧客に持つ福助工業だからこそ、そうした世界のトレンドにも敏感でなくてはなりません。「紙の素材に変えたい」「厚みを薄くできないだろうか」。環境問題に配慮したニーズが年々増えているのも事実。リアルな声を社内に共有し、先行してパッケージ開発する動きも、福助工業ではずっと挑戦してきたことです。変化の激しい時代に会社が存続してこられたのも、事業の柱を増やし続け、柔軟に経営の舵をとってきたからではないでしょうか。そして我々営業は、包装のエキスパートとして「御用聞き」ではなく「ソリューション」という役割が、これからさらに求められるはずです。素材の選定、加工や印刷方法の提案。「営業は足で稼げ」という時代はもう終わろうとしています。打ち合わせはリモート会議が増え、汗水よりもデータが信頼の証。お客様やパートナー企業とビジョンを共有して、常に本質的で新しい“包むの在り方”を模索していかなくてはなりません。環境にやさしい袋ひとつとっても、もっといろんなアイデアを実現できるはず。石油由来ではなく植物由来の原料を使用する、海で分解するプラスチックを使用する。包装の可能性は無限大です。その鍵を握るのは、きっと福助工業であり、僕たち営業がリーダーシップをもって牽引していけたらと思っています。まだまだ僕のキャリアは始まったばかりですけどね(笑)。

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PERSON

福助工業のひと

まったく同じ社員がいないように、福助工業での働き方は人それぞれです。福助工業で働くとはどういうことなのか。社員たちの目線から感じてみてください。