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PERSON

器の大きさと、
引き出しの多さが、
人の支えになっている。

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三好 桃香

営業事務

2016年に新卒で福助工業に入社。1年目は四国中央市内にあるラミネート工場に配属、2年目より営業事務として、営業と連携しながらお客様からの注文、見積り対応や仕入れ・売上の伝票処理などを行う。管理システムに入力した商品情報は、工場の出荷センターへと伝達される。現在は香川県の顧客を中心に約30社を担当。時には、当社で扱っていない商品を他社から仕入れるなど顧客のニーズにあったフレキシブルな対応が求められる。大学時代はよさこいサークルに所属しており、振り付けの企画から踊り子への指導まで、運営幹部として組織のサポートに尽力した。

器の大きい先輩たちに支えられて、
今がある。

大量のレジ袋を納品ミス。営業に関わる人なら誰もがゾッとするようなことが、営業事務を担当する私の入力間違いで起こってしまいました。業務に慣れてきた3年目の頃、ほんのちょっとした気の緩みが原因でした。商品は返品となり、「どうしよう…」と慌てふためく私をフォローしてくれたのは、営業担当の先輩でした。「大丈夫。こういう方法があるよ」。先輩は返品された商品を一旦引き受けると、当社の強みでもある幅広い取引先のネットワークを活かして一週間以内に実績ある他代理店へ全て販売、難所を切り抜けてくれたのです。お客様はもとより、エンドユーザーや工場のスタッフなど大勢に迷惑をかけたことを猛省すると同時に、困った時は必ず助け舟を出してくれる先輩方の懐の深さをあらためて感じました。思い起こせば入社前の会社訪問で、イキイキと楽しそうに会社の説明をしてくださる先輩方の姿を見て「すごく働きやすそう。ここでなら私も働けるかな」と思ったことがあります。太陽のように明るく元気な先輩に出会って「この人のようになりたい」と思い、今でもその人を見るたびに励まされている自分がいる。あのインスピレーションは間違いじゃなかった。自分では思いもよらない方向から細やかにフォローしてくれる、そんな器の大きい先輩方に支えられているからこそ、自分自身もここで成長し続けられるのだと実感しています。

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人、モノ、金、時間。
引き出しの多さが、お客様の支えになる。

大学時代に所属していたよさこいサークルでは振り付けを考えたり、踊りを指導したりと縁の下の力持ちとして力を発揮してきました。営業事務を希望したのもまた、商品を売り込む仕事より誰かを支える役割のほうが自分に向いていると思ったからです。しかし営業事務の仕事は、事務作業ばかりではありません。ある時、お客様に「マドレーヌ用の袋がほしい」と依頼されたことがありました。似たような袋でも素材によって機能が違います。どれだけ長持ちさせたいか、型崩れしない厚さが必要か、見栄え重視か、コスト重視か。最適な袋を提案するためには、お客様のニーズをしっかり把握することと、日頃から商品知識の引き出しを蓄えておくことが大切です。また仕入れ状況や納期を管理するなど、お客様と営業、工場をつなぐ大切なパイプ役も担わなくてはならない。思った以上に仕事は多岐にわたりますが、だからこそやりがいがあります。お客様と直接やり取りができるのが楽しいし、「助かったよ、ありがとう」と感謝されてとても嬉しい。営業のように直接お客様に会って商品を提案することはありませんが、“福助工業の会社の顔”として、お客様の思いに寄り添った対応をするように心がけています。私たちが扱う商品は最終的に捨てられてしまうものかもしれませんが、人々の生活を便利にするなくてはならないもの。商品を守ったり、長持ちさせたり、時には美しく見せたりする役割を担っています。私もそんな風にお客様や会社にとってなくてはならない存在になりたい。「三好さんに任せたら大丈夫」といわれるように頑張り続けます。

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PERSON

福助工業のひと

まったく同じ社員がいないように、福助工業での働き方は人それぞれです。福助工業で働くとはどういうことなのか。社員たちの目線から感じてみてください。