凹キューブ

凹(オウ)キューブとは

機械適性を最大限に意識したポリエチレン製の三方シール袋です。

 世の中の一般的な包装現場では機械による自動化、省力化が急速に進んでいます。弊社は「自動包装機で円滑に流せる包材」この点が、いまやパッケージに必須とされる基本要件だと考えました。通常、自動包装対応包材としてラミネート品が多用されていますが、バリア性やボイル耐性の必要性が低い「冷凍食品」「チルド日配品」「乾燥食品」などの用途に目を転じてみるとラミネート品では過剰品質になっています。

 凹キューブは「バリア性や耐ボイル性は不要なのに、機械適性のことを考えて仕方なく高価なラミネート品を使用されている」ユーザー様の立場に立って着想し、弊社独自のフィルム設計技術により開発された製品です。

特長
従来品と比べてこんなに違います!
1.優れた自動充填適正
袋の形態が三方シール袋である凹キューブは、従来までの底シール形状の袋とは異なり袋の形状安定性に優れた、自動給袋包装に適した包材です。また、適度な滑り性があるため、粉振りが不要で、衛生的です。
2. 抜群のシール設定の容易さ
「ポリエチレン製でエッジ切れは大丈夫なの?」ご心配には及びません。「凹キューブ」なら、外面と内面のフィルムの溶融温度差が40℃もあるため、簡単なシール設定でラミネートフィルムのようなエッジ切れのない安全で美麗なヒートシールが可能です。さらに三方シール形状であるため、チューブ状の袋にありがちな端部からのシール不良を防ぎます。
3. 優れた突き刺し強度
凹キューブの突き刺し性は、共押ナイロンと同等もしくはそれ以上の強度があります。
4. ムダを削いだローコスト設計
凹キューブは、「バリア性と耐ボイル性が不要な内容物用のパッケージ」に特化して開発しました。このセグメントではムダになる「バリア性と耐熱性」を省き、リソースを「包装機械適性と強度」に重点的に振り向けました。そのためラミネート品や共押ナイロン品と比べてトータル的な経済性に優れます。
5. 環境にやさしい製品です
マテリアルリサイクル(材質ごとのリサイクル)の要請が高まってきています。凹キューブはポリエチレン単一素材であるため、フィルム材質層間の剥離が不要で、簡単にマテリアルリサイクルに対応できます。さらに接着剤を全く使用していないため環境にやさしい製品です。

Technical Data

凹キューブのシール特性

 凹キューブは、ポリエチレン単一素材で耐熱層(外面)と超低温シール開始層(内面)を構成し、フィルムの外面と内面で40℃の溶融温度差があります。

 110℃で安定したシール強度を発現するため、熱シールの際、フィルム表面層はシールバーからの熱で溶融しません。結果、ラミネートフィルムのようなシール部の美麗性と易シール性に優れています。

凹キューブのシール特性

測定値であり保証値ではありません

凹キューブのフィルム強度

 凹キューブは、耐衝撃性や突き刺し強度に優れます。特に突き刺し性は、耐寒性を特徴とする他社の共押ナイロンと同等もしくはそれ以上の強度を有しています。

 ナイロンに対しポリエチレンは吸湿性がないので、特に冷凍時の強度が安定しています。

凹キューブのフィルム強度

測定値であり保証値ではありません

〈参考例〉凹キューブの真空包装適性

  • 凹キューブはバリア性能はありませんが、真空冷凍保存時、図のような目視官能評価では真空ライクな状態が維持されました。(当社実験例)
  • ユーザー様の内容物の状態・使用条件により、状況は異なります。必ずサンプルによる実包テストの上、採否をご判断ください。
〈参考例〉凹キューブの真空包装適性

その他

凹キューブの留意点

  • フィルム厚みは70μmと90μmのみです。(既製品は70μmのみ)
  • 常温での真空包装適性はありません。
  • 高温ボイル適性はなく、耐ボイル温度は60℃以下です。
  • 三方のシール巾は各10m/mです。

凹キューブの使用用途例

  • バリア性が不要かつボイルが不要の食品分野 →冷凍食品・カット野菜など
  • ノンバリア性が求められる食品分野 →冷凍マグロやカツオのたたきなど
  • シールエッジ部の耐破袋性を求められる分野 →低温流通の蓄冷用氷袋用に

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