柔軟な発想とアイデアで新分野への可能性を開きます。
素材の独自性を生かして
不織布は、生活関連用品をはじめ衛材用、産業用、メディカル関連へと着実に用途を広げ、成長を続けています。福助工業では、台所用水切り袋などのエコマーク商品の開発や、素材の組み合わせによる複合的な新製品の研究開発も積極的に推進しています。
包装資材の枠を超えた展開
今後も、既存の概念にとらわれることなく、自由な発想と柔軟なアイデアにより、包装資材というテリトリーを越えて、不織布がより生かされる活躍の場を研究・開発していきます。未知の可能性を探る無尽蔵の好奇心と、夢を夢だけに終わらせない、ひた向きな情熱により福助工業は、不織布のまだ見ぬ未来へ挑み続けます。
不織布の生産工程
福助工業では、熱融着繊維のウェブを熱や圧力で接着させる「サーマルボンド製法」による乾式不織布の生産を行っています。
原綿供給
原料となるステープルファイバー(短繊維)。外観はギザギザ状の捲縮(クリンク)になっています。異なる原綿をブレンドすることが可能です。また異なる配合で積層することも可能です。原綿配合比率と層構成を決定し、原綿を投入。開繊処理を行います。
ウェブ形成
目付、地合いを決定し、最終開繊を経た繊維をシート状に形成します。
熱融着
ウェブを熱処理し、低融点成分を溶かして繊維同士を接着させます。熱融着方法には、熱風を通過させる「エアスルータイプ」、エンボスロールで熱圧着させる「ポイントボンドタイプ」、フラットロールで熱圧着させる「フラットタイプ」があります。
巻き取り
ジャンボロールの巻取張力を決定し、不織布を巻き取ります。金属探知器や監視カメラが異物を検知したら、チェックラベルを自動的に貼付していきます。
包装
規定の幅にスリットした後に、包装形態に応じて製品ロールをパッキングします。
製袋
台所用水切り袋のような製品は、原反に折り込み、穴開け、熱シーリング、カッティングという加工を施し、製袋します。